ケニアでは新年と共に新しい学年がスタートします。入学許可書を手に事務所を訪ねてくる生徒は後を絶ちません。
 
 現在里親不足という厳しい状況の中、それを理解してもらうのにも一苦労です。奨学金担当者の私の役目として数多くの申し込みの中から選んだ生徒と日本で支援してくださる里親の方とを繋ぐ架け橋となり、彼女達を明るい将来へと導いていくことです。

 また、援助が与えられない生徒に対して断らなければいけない場合でも、教育に対する意欲をそこで切ってしまうのではなく更に強めてあげられないかと言葉を選んで接するよう心掛けています。

 学費が支払えないということだけが問題ではないということ、自分達の将来を自分達の力で明るくしていかなければならないということを、足を運んでくれる生徒達に伝えたいというのが私の想いです。
 
 彼女達にとって学校教育が必要且つ重要なのは言うまでもなく、それによって生活が左右することも事実ではありますが、大切なのはそれらに対する意欲・興味・関心を失わないことだと思います。

 残念ながら奨学金支援生徒の中にも学校へ行かなくなってしまう子や、成績がどんどん悪くなっていく生徒、連絡すら取れなくなってしまう子も居ないわけではありません。

 こういった問題を少しでも無くす為に1学期に
1回お茶会を開き交流の場を増やしていこうと考えています。彼女達のモチベーションを上げることが出来れば、すぐに結果として現れてこないとしても長い眼でみれば大きな成長を生み出せるかもしれないと思うからです。

 私が携われるのは短期間でそれは彼女達の人生のほんの一瞬にすぎないですが、どんな状況においても希望を持ち続けて欲しいという想いを込めて今関わっている生徒達、これから出会う生徒達と接していきたいです。また、過去の奨学金生徒が事務所に挨拶に来てくれることが私にとってはとても励みになっています。

 同じ結果を期待してはいけないかもしれませんが、一人でも多くの生徒が育っていってくれることを願いながら今後も試行錯誤で頑張りいと思います。
  ミコノの会/MIKONO INTERNATIONAL 本文へジャンプ
 

 奨学金生とのかかわりの中で

                                       

                                       
                        
                      


                                            
                                         佐橋 あゆみ



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